始まりはこの1ページに惚れ込んでしまったことからでした。
この機体を着手してからもう2年ほどになるかもしれない。
あれやこれやとやることが多すぎ、作業が止まったままの状態が続いてしまった。
完成させようと先月に再開しモデル4機ほど製作しました。
TP(ターニングポイント)という本から実機のスタイルに惚れて製作を着手するのだが、相変わらずの写真からの寸法出し。
たった3枚の写真から全体の寸法が決まるまではいつも時間がかかってしまう。
一番は胴体のボリュームの決定が一番悩むところで、モデルができてからここがちょっと違う・・なんてことはしょっちゅうだ。
妥協を自分に命じ作業を進め、なんとか1機目の機体がこの機体です。
水平尾翼が付いているのですがコントロールはあくまでもツイストウイングのみでの飛行を目的としているため、水平安定板と言った方がいいかもですね。
8月15日テスト飛行日、台風10号が本土四国へ上陸したというニュースが流れる中、ここ宮城は晴れのお天気。
台風の影響いや、恩恵とも言える風速5から6mの南東の風でテストエリアの第2飛行場の土手でフライト&浜での映像です。
初飛行はいつもドキドキしますが、この機体は特に形状が無尾翼に近い為なおさらです。
グライドテスト3度ほど、カウンターバラストを5g追加し概ね良好。
意を決してリリースの動画を友人に撮影していただいた動画です。
30分ほどフライトして特性がつかめてきました。
縦安定の不安さほとんど無く普通のグライダーと言ってもいいぐらいで、風に翻弄されながら飛ぶというようなヒラヒラ飛行にはなりません。
癖を上げれば、通常のタイプとの違いはツイストウイングの宿命かエルロン&エレベータの操舵が同時に入った時の旋回は注意が必要です
ツイストウイング機構は胴体進行方向に対し主翼の迎角の角度を変えて操舵するわけでEL&ALの複合舵が打たれた場合、限界角度を超てしまいそうな域に入ることで失速ターンになることがあります。
これは他のツイストウイング機(ETA4m)やミニスケールDG600・ASH-25にも同じことが当てはまります。
対策は必要以上の舵角を取りすぎないと言う事です。
基本、クイックなターンをする場合ALとELの舵を同時に操舵することは極力避けること、浅いバンク角でも十分旋回は可能ですので、実機感を感じながらフライトする様にすればなんら問題は起こりません。
テールモーメントが極端に短いこの機体はそれゆえの特有のターンをすることがあり、風に対し斜めに飛行している状態でスピードが遅くなった時はエルロン操舵でクルッと方向を変える飛びをするところです。失速ではなく主翼に対する風の抵抗で変えられてしまう・・と言った方がいいですね。
まずは普通のグライダーとさほど変わらない特性を示してくれましたので、工房ミニスケール機の1機種に加えることになりました。
価格は完成機:各パーツ完成状態 組み付けなし価格¥30,000円
(リンケージ済み)価格¥38,000円(グラスクロス仕様)
オプション:メカ搭載 希望サーボ代金+搭載手数料(5,000円)
専用バラスト(20g/50g/70/)¥500円
クロス変更希望 カーボン外皮10,000円 他適時見積り致します。
お問い合わせ先:yuukikoubou@gmail.com
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