2016年、9月、私のページで初めて製作作業の記事を紹介しようと思います。
今日から作業工程などスナップ写真を入れながら紹介していきますので、ご興味のあある方は以降ご覧くださいませ。
なお、気がのらない時や、詳細まで写真を撮りながらの作業ができませんので、省略部分も多々ありますが、あしからずご覧ください。
2001年度版のターニングポイントの機体紹介のページ、この写真からミニモデルを製作しようと始まりました。
写真から側面デッサンを描き、大まかなシルエットをここで決めてしまいます。
何せ、この写真だけからモデルを作るのですからラフな気分でいつもはじめます。
制作意欲の力の入り具合で詳細なデータを揃える時もありますが、今回はミニスケール機として制作しようかと思いますので、ラフに。
ミニスケール機DG600のマスターモデルが残ってましたので、それをカットし形を作ろうと思います。
まずは垂直尾翼をデッサンからケント紙をカット、4ミリローハセルを2枚平面形をカットし、カーボンクロスを挟んでエポキシでプレス接着します。
垂直尾翼接着しますが、2枚のシートの間にカーボンクロスを挟みエポキシ接着バギングし曲がらないように重石をかって完全接着。
その後、サンディング作業で左右対称にモデラー生命をかけて整形。
マスターモデルの胴体へ垂直を確認ししっかり固定した後、ポリパテで肉盛りサンディングを繰り返し希望の形状まで繰り返し磨き上げます。
後は主翼と尾翼のテンプレートを転写しなければなりませんが、主翼の接合部端面形状が必要になりますし水平尾翼も同じく端面テンプレートが必要になりますので、主翼、尾翼の製品がなければこの作業はできず、まずは胴体作業はここで一時ストップです。
主翼制作へ移ります、まずはテンプレート左右対称に塩ビ板2ミリをカット、平板へ固定してリブを固定し、
マイクロバルーンペーストを肉盛りしサンディングを繰り返し主翼上面の整形をします。
後は希望する3次カーブになるまで納得いくまでサンディング塗装の繰り返しです。
この主翼はテーパー翼ですが、中央の前縁がいやらしいほどのゆるーいカーブが写真に見られますので、中央から10センチほど3次カーブ整形と、翼端がスワローチップの形状に見えますので、ここも苦労する部分ですね。
マスターモデルが囲碁の製品に全て転写されるわけですから、ここが肝心ですので納得いくまでに(すぐ妥協してしまうが)塗装整形を繰り返します。
文章に書いてしまうと短いのですが、この作業が1週間ほどかかります。
昨今はCNCでスイッチを入れて機械が自動で削ってくれる世の中ですが、ハンドレイアップにこだわり全て手作業で・・・
そしてここまで仕上げます。
主翼上面マスターが仕上がっていよいよ雌型製作に入ります。
作業はポットタイムが短く、写真を撮ってる暇がありませんので塗布が終わってから2枚だけ。
その上へグラスクロス積層作業と型枠補強を施して・・・
翌日はマスタモデルを外してトリミング。
これで上面の雌型完成です。
型枠作業などビルダーによって色々とやり方がありますでしょうから、省略します。
その雌型へフルのマスターモデルを製作するために樹脂モルタルで形作るためにテンプレートを製作、補強を入れてテンプレートを固定、樹脂モルタルを搗き固め表面の制度を研磨で出していきます。
競技機であれば翼型作成ソフトを使ってプリントアウトして貼り付け、仕上げるのですがお遊び機の翼型は現密度を意識せず、マスターモデル表面の平滑さを追求し製作することにしている。
何十機もの雌型を製作してきた経験から、仕上げの制度の重要性を重視し作ってきたので、私のやり方としてあと何機製作できるか・・・
自己満足の世界ですな・・。
ガムテープで外周を覆い、作業の傷から雌型を守るための処置です。
黄色のマスキングテープはサンディング作業を何度も繰り返しますので、新しいものを何度も張り替えます。
積層してから脱形してサンディングも以前試みましたが、やはり固定された状態の方が精度が出しやすいですね。
上面と同じ工程上面から仮面までのフルテンプレートを固定して、同じ工程で下面の整形を仕上げ、同じように雌型製作をするわわけです。
主翼の雌型完成後、胴体のマスタモデルの仕上げをしなければなりません。
ポリパテを幾度か塗り込み対象断面になるように前、後ろからと何度も目で確認。
断面ゲージを作って測定しながら研磨を進めれば良いのですが、長年の感覚を信じ目感で修正を幾度か繰り返し仕上げていきます。
ここで、Facebookへマスタモデル完成とアップ。
今日は一気に雌型まで工作を進めるつもりです。
いつもの簡易パーティングラインように台座を用意して塩ビ板をパーティングラインになるように敷き込みます。
以前はマスターモデルの中心線が曖昧なのでこの時点の作業が一番気を使う工程でしたが、昨今はマスターの製作精度が上がったためかすぐに中心線おラインが決まります。
マスターモデルを無理やり固定するのではなく、水面に浮かべるごとく塩ビ板の中心線がそっと置いた状態でほぼ決まる位置に背艇できるようになりました。
最後のワックス作業を念入りに施し、雌型外周のラインを決めてマスキング。
ワックスを綺麗に拭き取り、一気にゲルコートまで塗ってしまえば後戻りはできません。
一気にグラスクロス積層をして、¥ゲル化効果状態で外周をカット。
あとは完全効果後にだっけいする手順となります。
写真でも理解できると思いますが、型紙をとってアクリル板へ転写、へ面へそれを固定して外周をテーピング。
ゲルコートを塗ってグラスクロスを積層、・・・
といった順序ですね。
9月30日
並行作業でASH-25を作成しております。
ジェネシスはASH−25の雌型制作作業が終わり次第初号機製作します。
Be First to Comment