M県U様、MAXIM-F5J-ZOOL製作状況を見たいとのご要望にお答えし、作業進行状況を記載いたします。作業ごとに連載しますのでご覧くださいませ。
昨日から着手、本日は主翼・尾翼塗装&ローハセルカット作業です。
1)主翼上面ブルーグラデーション塗装
ライン入れが一番最初となります。
2)上面全体の白色ベース塗り
その後蛍光ピンクを入れ、ベースに白を極薄塗装で。
4)下面側蛍光ピンクと黒の斜め太幅ライン
ベース色の白は極薄で塗装してあります(軽量化の為)
2日目))
7)翼型に削りだし、前縁クロスを貼り、ヒンジとなるピールプライを貼り込み、補強のロービングも貼付け準備終了
8)先日カットしたローハセルを塗装が乾燥した雌型へグラスクロス・ローハセルを1工程でバキューム12時間硬化待ち。
9)カンザシを製作する準備として、12Kのカーボンロービングを150本カット。
10)カンザシ寸法15×10×350ミリ 製作用雌型へ含浸させて敷き込み、
11)シャコマンでプレス12時間硬化後、アフター加熱80度30分で完成
12)バキューム行程2回目:裏側のグラスクロスを貼る前にスパーを芯材1ミリ厚分取り除いてがいひへ接着し上下のスパー高さをかせぐ事で少ないカーボン量で反り強度をアップ。
13)先日のカンザシ雌型への敷き込み後硬化終了
脱型し製品の確認
本日は午後より来客という事で、ここまでで終了。
14)10×15×350ミリのカーボンカンザシ、今回はボイドが全くなく完璧な圧縮率で完成し、四隅のバリを取り除いて端面処理をし完成です。
いつも思うのですが、この寸法に150本入るとは到底思えません。
強度計測はしてませんが、両端をブロックに載せ90kgの私が乗って上下に揺すっても折れません・・。
カンザシが折れる前に主翼自体が折れるでしょう(無理をした場合ですヨ)一度破断強度試験機で測ってみたいですね。
機体が最大3kgとして×50Gで150kg。
真ん中にその重さを載せて折れなければ・・やはり強度過多っすね。
・・というより保険という事で。
たぶんスパン4mの3J機のカンザシでも大丈夫でしょう。
また後日掲載します。明日は納品飛行ですので製作お休みです。
15)V尾翼、ローハセル直貼りようのPPフィルムへ塗装。
1日乾燥(クロスラインはロービングバイアス貼り用のラインマーク)
16)グラスクロス#50バイアス取りで樹脂を含浸
17)ペーパーをあてがい、余計な樹脂を吸い取るためローラー掛け。
18)上下のシートへの含浸作業の後、バギングバックへ入れてバキュームスイッチON,12時間で室内硬化完了を待つ
外周のはみ出たグラスクロスをトリミングパーティングフェースの接着強化の意味でサンディングを施し明日のウェブ接着を待つ
20)作業後の写真になってしまったが、鉄骨材の下にあるロハセルのバギングバックは、4ミリと6ミリのローハセルへ#50グラスクロスバイアス貼りのバキューム中で、本日は終了
23)主翼裏打ちグラスクロス硬化終了この雌型状態でトリミングを施し、メイン・サブスパー・動翼のウェブを接着する
24)カンザシボックス部やすべてのウェブはローハセル6ミリ/4ミリシートへ#50グラスクロスバイアス両面貼りしたものをかっとし、上面側へ貼付ける。
25)スパーの高さを合わせる治具。芯材の1ミリを差し引いた高さのウェブ寸法を片翼6カ所で合わせる。
26)配置が終わり寸法を合わせ、あとはバルーンペーストを両面に塗り型合わせ。
27)シャコマンで型を締め付け12時間室内硬化後加熱炉で40度3時間アフターキュアーを施す。
今日はここまで。
28)12時間硬化後、脱型。
前縁と後縁のバリをトリミング
左:317g 右:323g
6gの違いがでてしまったが、この状態はカンザシぼっくすがまだ入っておらず、フラップのソリッドギャップシール加工と、エルロンカットすべて入れると+50gほどの完成重量になるはず。
カーボンロービングを#50のグラスクロスへ敷き込み含浸、赤いマンドレル(ゴルフクラブのカーボンシャフトをバッド部延長しマンドレルとしている)へ巻き、PPテープで巻いてラッピング。
50度6時間で脱型し細く丈夫なブームが完成する
30)胴体ポッド部は雌型へ積層、極薄グラスクロス#100g 2プライ+汎用グラス#200g 1プライでルートリブブをカーボンロ−ビングで補強
ポッド&ブーム完成、カンザシを通し主翼用夫グラスクロスボックスを製作
主翼、フラップのソリッドギャップ加工、下面ヒンジで上面側はバルーンペーストでアールに加工スムーズな動きを確認
カーボンシートでカットラインを保護、ジョイントプレートとして利用します。
今日はここまで。
2日間、掲載を休みました。
胴体も完成しており、今日はモーターマウント固定です。
ハイペリオン2220−14Tのモーター、マウントを上の写真フライス盤で正確にマウントビスホールを開け、胴体へ固定します。
明日は完成の写真撮影しメカ搭載へ移ります。
2220−14Tのモーターは3ミリ2本・2.6ミリ2本の取り付けビスなのだが、すべて3ミリに統一し3ミリタップ加工
残りはサーボ搭載のみとなります。
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