リトルレディー新時代

「10年一昔」と言うが、エアーワールド2003年4月に紹介していただいた「バンジーグライダー」から、もう10年以上経っている。

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販売希望価格¥58,000円(上面 赤の機体)

(バルサ芯材仕様¥52,000円)カラーリング「マゼンダ機EP仕様」

メカ搭載調整別途承ります。(搭載料サーボ価格3割引+搭載料8000円)

ご希望、問い合わせの方はこちらへ  sales@youki-koubou.com  まで 

2000年に東京へ単身赴任でサラリーマンの最後の年にマンションの一室で帰宅後の毎晩暇な時間を使い製作したのがこの機体である。福島の友人から命名いただいた機体名を「リトルレディー」この機種ももうずいぶんな数を製作し、No66までは覚えているのだが、それ以降は忘れてしまった。

 

胴体形状を4機種 V尾翼・クロス・T尾翼・クロスフライングの種類を製作、過去の東北のスロープグライダー大会ミニクラスでは多くのオーナー様により栄冠をいただいてきた機種である。

10年前は搭載する受信機も今よりは大きく、サーボも9gサーボが一般的に搭載され、それ以上の小型サーボにおいてはニュートラル性能が悪く、舵残りを気にすると使えないサーボも多かった。

重量においても当初最も軽量にできた機体が飛行重量400g、その重量が最軽量だった…それに比べれば、昨今の市場に出回っている搭載機器の小型化、性能の向上で半分以下の重量でそれも特性もかなり向上し(デジタルサーボの普及)搭載できるものが多く揃い、搭載メカは半分以下の重量で搭載できる時代となり、機体製作のマテリアルも60gのスプレッドカーボンなどというハイテク素材はなかった時代、今なら簡単に高強度、軽量な主翼や尾翼が作れる時代であるため、翼面荷重も数段軽くなるのは容易な時代になった。。

ある日、当地NクラブのY,A師匠に久しぶりに獲得高度100mのバンジーランチをご披露いただたその機体は、有に400gは超えて500gに近い重量の機体であり、サーマルに入っている状態がわかるのだが、センタリングのミスによりなかなか上昇まではいたらない状態の飛行を拝見させていただいた。

いまならもっと軽く作れるはず・・・・と、ローハセル・スプレッドカーボン・軽量グラスなどであえて製作してみたところ、主翼面積が18デシの機体、機体完成重量(ELリンケージ済み)状態で完成重量250g。

搭載サーボ3個+受信機+バッテリーの総重量で50gを搭載すれば重量300gで仕上がることになる。

結果、重心合わせにノーズへ15gのカウンターバラストを搭載し、飛行重量315g12年前から85gのダイエットで完成した。

飛行は想像するに85gもの軽量化したリトルは、昨今のSAL機並みとは行かないまでも、テスト飛行がとっても楽しみなのである。

お正月、Y,A様 S,S様と10年ぶりのバンジーをやってみようかと準備中です。

ロハセル芯材シャーレ工法主翼尾翼 グラス積層アクリル塗料仕上げELリンケージ済み

 

 

 

来春、また「バンジーゲーム」やスロープ「ミニグライダートーナメント」を再会しようかとも企んでいる。

昨今のSAL機も同じグループで競技できればそれなりに楽しく、考えた末にF5Jルールを採用してはと思い立ち、クライム獲得高度をマイナスする方式で、より低いスタート高度からMAX飛行をした人が勝てるルールとして開催したいと思っている。

バンジークライム獲得高度得を平均80mだったが、同じグループでSAL機も考慮し50mを基準高度として減点策を決めようかと思っているが、これは少しテストが必要とも思える。

公平さを期す為に、JR社製の高度計を飛行グループ全員に搭載(外部へ貼付け)し、高度測定の送信機でタイム計測も兼ねてジャッジがランチまたはクライム後の水平飛行に達した高度(スタート高度)を記録することとする。

小型機ゆえ、MAX滞空時間を1ラウンド中3分・4分・5分と1グループ3回の同時飛行を行う方式にしようと思う。

集計方法は、スタート高度を総得点からマイナスする方式で、例えば

MAX飛行時間を3分と決め、

減点方法を

スタート高度50m以内=高度×0.5点減点

スタート高度60mだと=(50m×0.5)+超過分10m×6点=85点として

例)

飛行タイム(2分59秒)299点+着陸点90点(2m以内)ースタート高度48m(0.5点×48)として

(299+90点)ー24点=365点となり(千分率1000点とした場合、同時飛行の相手が

250点+80点)ー85点(スタート高度が60m)=250点(千分率685点)

となって、獲得高度が大きいほど不利になるというルールだ。

またバンジーゲームのもう一つの面白さにタスクC(速度競技)も、もちろん加えて集計してみようと思う。

現在のSAL競技のような獲得高度が高い選手はそれだけアドバンテージになるようなルールにはならないようルールを決め、SAL機でも参加できるような内容で開催できればと思ってますが、果たしてバンジー専用機との高度さがどの程度の記録差になるかで同じクラスとして開催できるかどうかが一番の問題。

 

 

tadashi yuuki Written by:

1957年1月28日生まれ 幾多の職業を経て2001年模型工房YOUKIとしてビルダー業をスタート。RC模型グライダーを中心にオリジナルセールプレーンを製作しております。 パイロン機製作や南極観測用無人飛行機(UAV)も手がけ、趣味を渓流釣りのフライフィッシングから海での投げ釣りまで雑多な釣りを趣味とし、太平洋に面した島国、宮城県宮城郡の七ヶ浜町を拠点にに活動、18歳のころから、RC模型グライダーを趣味として、世界選手権まで参加できたことをきっかけに現在に至っております。 オーダーメイドの機体製作も承っておりますので、興味のおありの方は是非ご来店、ご連絡くださいませ。 2014年、農業社の方からの御依頼で、マルチコプターによる農薬散布機開発に着手、4kg液剤or粒剤散布が可能として2015年春より実働開始です。

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