10月14日、パソコン内のデジタル写真を整理していたら、懐かしい写真が出てきた。
208年10月に製作したJENESISという独特なスタイルをしたグライダーである。
実機にあるモデルなのだが、シリーズ2まで作られており、当時「TP」ターニングポイントに載っていた写真に惚れ込んで工房ラインナップ1機種として作ったのだった。
ご存知の方も多いと思うが、その本の解説文にもセイルプレーンスタイルを追求した結果がこの寸詰まりの胴体にハイアスペクトな主翼の平面形になったと書いてあった。
そんな記事を読んだだけで作っちゃおうなんて、よくそんなパワーが当時はあったものだと不思議である。
完成したのはこの1機とスペアーの胴体のみ、もう5年も経っているのに未だにメカを積んでない。
第一の理由は
実機らしくクリアーキャノピーの製作が一番の難点で未だに満足なクリアーキャノピーができていない。
スケール機にはやはり「クリアーキャノピー」は欠かせないと思っており、満足度のかなりの割合を占めている。
それと、半端な心構えで飛ばそうなどと思うとちょっとしたクラッシュでも致命的なダメージになりオブジェとなってしまう恐れがあり、やるからには本気モードでやりたい・・・などと勝手に自分にプレッシャーを掛けていままでに至っている訳である。
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ま〜言い訳に過ぎないのだが、ちょっとした猫ぐらいはすっぽり入ってしまう胴体や主翼を、完成させようかな・・・などと工房のテーブルへ運ぶのだが、作業の手がすすまず、長時間眺めてまた奥へしまい込む・・・のである。
サーボを6こつんで、スロープエリアの盛岡まで行けば8〜9割型飛ぶのは想定できるのだが・・・手が動かない。
気持ちが前へ進まず、毎年「来年こそは・・・」と思いながらもう5年になってしまった。
どこかこれを飛ばすのが「最後の自作気機」になるなんて何か自分へのけじめ的なモデルの位置づけになってしまったようだ。
次いでに作ってしまった7.3mの「DGー500」の雌型も、完成したまま軒先のブルーシートにくるまってある。
私ももうこういったスケールグライダーが似合う齢になったと思っておるのだが、製作する体力も老化したようだ。
飛ばしてあげたい気持ちがあるうちに、土谷さんに提供していただいた宝物のスペシャルモーターを積んで平地やスロープで飛ばしてあげよう・・・と、このブログへ記載してモチベーションUPといった所なのだ。
盛岡の「桂の里」と山形/福島の「鳩峰峠」・最後に秋田の「寒風山」の3カ所をこの上ない好天の日に飛ばしてあげたい最後の「夢」の機体なのである。
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