MAXIM Zool in テルミックグライダー大会

F5Jクラス競技機としてプロト機製作から約1年が経過し、オーナーK氏の愛機となって飛んでいる。

初号機パイロン形式のパワーユニットは胴体へ搭載する必要がなくなり、極限まで胴体形状を絞り込めるメリットの反面、機体組み立てやバッテリー充電時には毎回ハッチを開けなければならないのが面倒であったり、極限まで絞り込まれた形状故、メンテナンス性が悪く機体組み立てごとに難儀し、モーターパイロンのデメリットも多かった。

また重心位置合わせの為にノーズ部へ100g強のカウンターバラストを搭載しなければならず、軽量化の努力もキャンセルされてしまうなど、バラスト搭載するよりは通常のノーズ部分へモーターを搭載することで100g強のダイエットといくつかの改善を目的に変更を試みました。

改善点はポッド先端へモーター搭載する為のボリュームを持たせ、HP30シリーズが入るスペースを確保、サークリングハンドリングの俊敏性を鋭敏化の目的でテールモーメントの見直し、尾翼をV尾翼へ変更などを行いました

搭載モーターはハイペリオン2220−14 ペラAN12−8 バッテリーリポHP3S900Ah 受信機電源リポHP2S 850Ah 受信機は主翼スパー前縁側へマイラーシートへ両面テープで貼付けて入れこんであり、カーボン胴体へ入れたときの電波障害を回避できるメリットで搭載した。

胴体へは先端からモーター/M用電源/スピコン/サーボ(E&R)の搭載で、受信機は右主翼端面からテレメトリーアンプとをマイラーシートへ貼付けて入れこんでいます。

目的通り全備搭載で重心位置は33%であり、尾翼舵面へ鉛テープ3gを貼付け35%セットとし初飛行準備完了です。

初飛行となった10月4日、テルミックグライダー大会へ参戦したのだが天候が西風の5〜8mと強風の中の初飛行となってしまったのが私の「日頃の行いの悪さ」なのでしょう。

取り付け角を1.2度 V尾翼を0度 モーター取り付け角を−2度のセットで風の弱まる頃合いをみてグライドテストを自分でリリース、トリム確認を3秒で確認できた為、そのままモーターON、ベストな上昇角でクライドするのを確認し1分ほど滞空トリムをセットし着陸。

1号機のプロト機よりも7Cmテールを短くしサークリング操舵感覚の俊敏さを狙い、目論み通り好みの動きになってくれました。

この風の影響で直進性を確認することができなかったが、競技へ参加しフライトした感覚はクライム約200mの獲得高度から、吹き下ろしのシンク帯に捕まり100mほど高度を失い、回避滑空後にサーマルヒット、結果の6分Max滞空を飛びきれたことで満足しております。

大会終了ごにもう1フライトしましたが、風の中では調整にならず、次週の楽しみとしました。

 

受注生産でオーダーを承りますので、興味ある方問いあわせ欄からメールお待ちしております。

価格:F5J競技仕様で¥135.000円(メカ含まず)

諸元

主翼幅:3200ミリ

主翼面積62.1デシ

胴体長:1420ミリ

V水平尾翼面積7.0デシ(角度100度)

主翼翼型:DD928415

水平尾翼翼型:NACA007

機体完成重量:765g (全備完成重量1230g)

翼面加重:19.8g/Cm2

構造:

主翼/尾翼 ローハセル1ミリ芯材グラスクロス内外 カーボンロービングスパー表皮ウレタン塗装仕上げ

胴体 ポッド雌型積層カーボン&グラス/ブーム方式(カーボンロービング積層グラスクロスサンドイッチ工法ロールラッピング方式)

もちろん塗装の変更や寸法の変更、仕様材料など可能な限りお受けいたします。

例)主翼を2800〜3200の間で自由に変更可能/表皮をカーボン/胴体強化バージョン/尾翼をクロステール変更/等々です。

尾翼もV尾翼3種類の面積を準備しておりますので、主翼面積に合わせ決めることが可能です。

【上記写真機参考搭載メカ】

JR 387HVサーボ(AL×2個・E&R)DS189HV(FL×2) モーターHP2220−14 ペラ12×8

スピンナー32ミリ MバッテリーHP3S900Ah 受信機バッテリHP2S850Ah スピコンE−MAX60A

 

 

tadashi yuuki Written by:

1957年1月28日生まれ 幾多の職業を経て2001年模型工房YOUKIとしてビルダー業をスタート。RC模型グライダーを中心にオリジナルセールプレーンを製作しております。 パイロン機製作や南極観測用無人飛行機(UAV)も手がけ、趣味を渓流釣りのフライフィッシングから海での投げ釣りまで雑多な釣りを趣味とし、太平洋に面した島国、宮城県宮城郡の七ヶ浜町を拠点にに活動、18歳のころから、RC模型グライダーを趣味として、世界選手権まで参加できたことをきっかけに現在に至っております。 オーダーメイドの機体製作も承っておりますので、興味のおありの方は是非ご来店、ご連絡くださいませ。 2014年、農業社の方からの御依頼で、マルチコプターによる農薬散布機開発に着手、4kg液剤or粒剤散布が可能として2015年春より実働開始です。

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