「ELF」という海外製機体にそそのかされ、「ミニクラスの機体もいいな~」の思いから着手、軽量機製作にはリスクが大きいシャーレ工法での製作のため、翼面加重を10~12gあたりと定め、NegiSALのマスタモデルを利用し5月下旬から製作を開始し、約2カ月テストを繰り返し、私好みの機体に仕上がりました。
NEGISALの翼端部分を15デシとなるようにスパン1100ミリとして新たに雌型をワンピースで製作、翼型をHM-51をモデファイしており、翼端を6%中央部分でも6.5%と薄翼になっておりシャーレ工法で主翼を製作、胴体もポッド&ブームが一般的であるが、あえて専用のワンピース胴体(ポッド部2.4G対応)を製作、カーボンロービング&グラスクロスやケブラークロスで水平尾翼部分のピボットを一体として製作、カーボンロービング12Kを雌型へ貼り込み、ポッド部も一体成型で加圧&加熱して製作します。
試作を繰り返し約10本目で取り付けボルトの受けナットも含めて胴体完成重量30gで仕様決定としました。
30gのワンピ胴体は強度過多であろうと思われますが、シュリケン着陸など、アクシデントにも負けないようにと(笑)これぐらいの強度のほうが良い・・、と完成の仕様としました。
試作段階では最軽量23gというものもありましたが、どこか不安な「柔らかさ」があり、一般向けではないと判断30gほどの強度でOKとしております。
もちろんオリジナルですから、使用する材料や使用量でダーツ的不時着にもビクともしない剛性で作ることも可能、いかようにも製作することが可能で、23gの胴体へ最軽量の主翼55gを載せて150gを切ることができれば翼面加重10デシを切ることとなります。
尾翼はいろいろテストし水平尾翼1.2デシから1.6デシまで3タイプ製作、飛行比較し風に強いタイプからモッタリフライトも可能は仕様としても製作可能。
主翼の製作もシャーレ工法になりますから、直貼り機に比べグラスクロスが2倍必要となりますので、しっかり軽量化にきをつけないと「メタボ」な機体になってしまいがちです。
搭載リンケージもトーションバーシステムorギター絃でのリンケージもテストしてみましたが、取り回しの点や重量の点も含めファイヤーラインでテンションバーリンケージがお気楽にできるのでこれをメインにリンケージ済み機としてリリースすることに決定。
贅沢にもローハセル#31比重0.6gと最軽量の1ミリ材を使用、張り込んでから裏面を軽くサンディングしさらに軽量に努めれば重量50gで製作も可能となります。
ただ、そういった機体は極物になってしまい一般的ではなく長持ちできないのが常です。
主翼を組んだままで車のトランクや後部座席へ入れられる大きさですから、ドライブ途中やちょっとした広場へすぐに飛行可能なお遊び機となりました。
ミニクラスと言いながらも1日50回~100回ほどのランチが繰り返されますので、超軽量の「極物」の機体では耐久性に欠けます。ほどよく「丈夫さ」も兼ね備えた機体で、十分サーマルハントできる仕様を見つけ出すのに2カ月を費やしました。
2機目のテストバージョン(バルサ材芯材・全備重量172gとちょっと重め)のサーマル チョイ噛み飛行です.
テスト中のお世話になりました皆様へここでのページでお礼申し上げます、量試機飛ばされている皆様へ多くのフィードバックをいただきましたお礼を含めご報告させていただきます。
仕様ご希望通りに製作させていただきますので、スペシャルオーダーお待ちしております。
参考価格:バルサ芯材ノーマル仕様デジタルサーボ廉価版2個搭載リンケージ済み機 ¥28,000円(税・送料別)
〃 :ローハセル芯材 〃 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥32,000円( 〃 )
上記追加仕様(カーボンロービング1Kディザー配置強化) ・・・・・・・・¥ 3,000円
注記(サーボ国内メーカー品デジタルサーボへの変更は差額追加となります。)
7月8日追記
本日1,260mmスパンのミニSAL飛行完了、これもまたいける・・・と、byY県S様ご一報!
Be First to Comment